「音楽会」

今日は私が入っている楽団の演奏会でした。
出演はしませんでしたが、お手伝いに行ってきました。
立て看板や案内板設置などの準備をやったり、ドアマンとしてドアの開け閉めを担当したりと
いろいろ働きました。
見に来てくれた子どもたち参加型のプログラムだったり、アンコールで会場全体で大合唱したりと楽しい演奏会でした。
いまは休団中なのですが、来年はどうしようかな。
復活したいところですが、なにせ技術が追い付かない。
私は出来なさすぎるんです。悲しい。><。

今日のお題は「音楽会」にしてみました。
音楽会ってなかなか使わない言葉ですよね。
お題に選んでおきながら、難しかったかも?と思っております。
ですが、とりあえずやってみましょう!


「音楽会」

「りょうちゃん、起きて起きて!始まるよ!」
ベッドに入って眠りかけていたとき、涼子は突然誰かに起こされました。
「眠いよー……」
涼子はそういって布団を引き寄せました。
するとそのとき、パチパチパチと拍手が聞こえてきたのです。
ぼーっとした頭で、涼子は変な夢だなあと思いました。
「りょうちゃん起きてってば!こっち!窓の方見て!」
「うるさいなあ。もう!」
涼子はガバっとベットから起きると机の横にある窓の方を見ました。
窓からは月の光がさしこんで、うっすらと明るくなっていました。
その月明かりの中で、何かがきらりと光ったと思うと、突然音楽が流れてきたのです。
窓のあたりをよく見ると、出窓になった張り出し部分に、丸いのやら長細いのやらどんぐりが10個くらい並んでいました。その中のひとつがぴょんぴょん飛び跳ねていました。
「りょうちゃん始まるよ!」
どうやら飛び跳ねているどんぐりが涼子に向かって言ったようです。
そのどんぐりが飛び跳ねるのをやめると、10個ほどのどんぐりが、そろって一礼したのです。
「ただ今から、森の音楽会の特別公演を開演いたします。本日の曲目は、あの曲です。おなじみの曲ですよ。もうおわかりでしょう。当団といえば、あの曲なんですから。」
一番手前にあったどんぐりがくるりと後ろを向くと、さっと指揮棒のようなものを掲げました。
指揮者どんぐりが指揮棒を振ると、その後ろに並んだどんぐりは小さなバイオリンやハープをかき鳴らし始めました。
「あ!」
流れてきた曲を聴いて、涼子は思わず声をあげました。
その曲は、この間の学校の音楽会で演奏した「きらきら星」でした。
涼子は木琴を担当し、たくさん練習したのでした。変奏部分は難しかったのですが、本番では練習の甲斐あって成功したのです。涼子はぼんやりとその時のことを思い出していました。
曲が終わり、涼子はパチパチと拍手をしました。
「今日の演奏は気に入っていただけましたかな。秋の夜長、月夜の晩には当団が出張いたしますので、次回をお楽しみに。」
そういってどんぐりたちは一礼すると、窓の隙間から外に飛び出していきました。
「え!待って!」
涼子はベッドから出て窓の方にかけよりました。
出窓の張り出し部分には、やわらかな月の光が差し込んでいるだけです。そして、窓が少しだけ、丁度どんぐりが通り抜けられる分だけ開いていました。
涼子は、夢だったのかなあと思いながら窓を閉めると、再びベッドにもぐりこみました。
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by rain-drop_amefuri | 2011-11-20 23:05 | お題
詩と童話と時々日記
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