「お留守番」

今日は両親が田舎の方にいているのでお留守番してます。
ついでに妹もどこかに遊びに行ってしまって今はひとりです。
実家暮らしだと家でひとりになることってあんまりないですよね。
だからひとりのときはちょっとわくわくしちゃいます。
と同時に話しかけても誰も返事してくれなくてさみしーなー、
ひとり暮らしはできないなーと思ってしまいます。
基本的に私、さみしがり屋みたいです。

ということでお題は「お留守番」です。
かぞえてみたら今日で16回目です。
おぉ!だんだん100に近づいてきた!
と、ひとりで地味に喜んでます。


「お留守番」

いつもなれっこのお留守番。加奈子はまた今日もひとりでお留守番でした。お留守番のときは決まってお部屋で絵本を読むかうさぎのお人形のララちゃんと遊びます。今日は絵本を読もうと加奈子は思いました。まだ読んでない絵本がたくさんあるのです。図書館で借りてきたのもあるし、こないだデパートで買ってもらったばかりの新しいのもあります。どれにしようかな、と加奈子が迷っていると、
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴りました。
「知らない人が来ても開けちゃだめよ。でも、今日は高志おじちゃんからお荷物が来るからね。きたら受け取ってはんこ押してもらうのよ。」
ママがそんなことを言っていたのを思い出しました。
「お届け物でーす。」
ドアの外で声がしました。
加奈子は急いで玄関に向かいました。
ガチャリ、と開けると、お兄さんが茶色い小包を持って立っていました。
「加奈子さん宛にお荷物です。毎度ありがとうございまーす」
荷物を受け取ると加奈子は首をかしげました。荷物には「加奈子様」としか書いていないのです。高志おじちゃんからなら、「清田高志」と書いてあるはずです。加奈子が不思議に思っていると、
コトコトコト
その時、小包の中から音がしました。そして、
「ハー!苦しかった!今日のお留守番はここん家か?」
中から突然小鳥が飛び出してきて、こんなことを言うのです。
「おいらが来たからには最高のお留守番をさせてやるぜぃ!おいらはオルスバンっていうんだ。よろしくな!お留守番のお供が専門なんだ。今日は加奈子のとこに来たんだけど、おめえさんか?」
「うん。」
「そうかそうか。おいらはいろんなところに旅してるから面白い話をいっぱい知ってるんだぜ!」
そう言って、オルスバンはペンギンの子どものお留守番のときに寒くて凍えそうだった話や、はくちょうの双子の男の子から聞いた旅の話をしました。そして次にラッコの赤ちゃんの話を始めたところで、
「ただいまー」
ママが帰ってきたようでした。
「あ!ママだ!」
加奈子は玄関に走っていきました。
「ママ、今日ね、お荷物届いたよ。オルスバンっていうね…」
加奈子が言いかけた時、
「いけねぇ、おいらはこれで失礼するぜ。またお留守番するときに会おうぜ!」
オルスバンはそういうと、玄関のドアからすーっと外に出ていきました。
「あ!ママ、いっちゃった……」
加奈子はドアの隙間を残念そうに見つめました。するとママが言いました。
「ちゃんとお留守番できた?」
「うん!またお留守番する!」
加奈子はお留守番してオルスバンに会うんだ、と心に決めたのでした。
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by rain-drop_amefuri | 2011-10-30 22:35 | お題
詩と童話と時々日記
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